最近、電子マネーが浸透し現金を持たない人が増えています。
たとえば、バスや電車に乗る時やコンビニなどでも電子マネーで支払うことが多いです。
現金でなく電子マネーなら、お財布の中に入れておくお金が最小限で済みますし、お店でお釣りをもらったりする手間が省けます。
もちろん、おつりのもらい間違いなども防げますよね?
ここではそんな電子マネーの代表格であるLINEPayについてまとめてみたいと思います。
目次
LINE Payとは
そもそもLINE Payとは2014年、LINE株式会社が運営するアプリLINEでモバイル決済、モバイル送金ができるサービスとして始まりました。
LINEPayでやりとりされる決済や送金などの処理はLINE Pay株式会社と全国の金融機関、店舗などとの連携によって行われています。
LINE Payを使えばスイカやnanacoのように、アプリにお金をチャージしさまざまなお店で支払いできます。
さらに、LINE上で登録済みの友だちに24時間365日お金を送ることが可能な便利なサービスです。
LINEPayの機能って?
まず、LINEPayの機能についてご紹介します。
チャージ機能
LINEPayにお金を入れておく機能で、方法としては銀行口座と連携する、ファミリーマートでチャージする、レジでコードを提示する、LINEPayカードを使ってチャージ、セブン銀行のATMからチャージする方法があります。
集金する
友だちなどに支払いをお願いする際便利なのがLINE Payの送金依頼という機能。
支払いを依頼する相手を選び、メッセージと請求する金額を入力し送信するだけです。
相手のスマホ画面ではトーク画面で通知されるため、お金を返してもらいたい場合など直接言いづらいことでも伝えやすくなります。
さらに、相手から送金されたらタップするだけで送金完了となるため、非常に使いやすいです。
送金
逆にこちらから送金する場合はトークで友だちを選び送金を選択、金額を入れるだけで相手に送金することができます。
手数料はもちろん無料で24時間いつでも送金できるため、仕事や家事のちょっとした合間に送金手続きが完了します。
ワリカン
また、職場の飲み会や忘年会、新年会などで便利なのがワリカン機能です。
合計の金額を入れメンバーを選ぶだけでワリカンされた金額が表示され、それぞれに請求することが可能です。
支払い依頼と同じで、それぞれのトーク画面あてに通知が一緒に届く仕組みです。
ただ、これらの送金やワリカン機能はLINEPayを登録していない人にも送信できますが、送信後7日以内に登録し、処理しないと送金額が送金した人に戻ってくるので注意が必要です。
支払い
もっとも使うLINE Payの機能はこの支払いではないでしょうか?
LINE Payで支払う方法は次の通りで、買い物に応じて選ぶことが可能です。
- LINE Payカード
- LINE Pay Beacon
- コード払い
- LINEポイントの利用
- LINEPay請求書支払い
となっています。
出金
LINEPayにある程度お金が貯り引き出したいとなった時、出金機能を使えば引き出すことが可能で、日本全国どの銀行口座でも出金することが可能です。
設定から出金に移り、希望する銀行口座を選ぶか講座情報を新規登録し出金金額を入力します。
指定した銀行口座へ入金されるまでにある程度時間がかかることがありますので、急ぐ場合は早めに手続きを行いましょう。
LINEPayの登録方法
LINEPayの便利な機能をご紹介したところで、LINEPayへの登録方法をご説明します。
ほとんどの方はLINEアプリをダウンロードしているかと思いますが、まだしていない方はまずダウンロードしましょう。
所要時間は1分程度ですぐにできるので安心です。
次に、LINEウォレットからLINE Payをはじめるを選択するだけで、登録料も無料です。
あとは上の機能でご説明したとおり、チャージしておくといいでしょう。
LINEPayのメリット
LINEPayはご存じの通り非常に便利なツールで、スマホがあれば支払いができるため多くの方が利用しています。
発表されて以来、LINEを利用する方と共にLINE Payの利用者数も急激に増えています。
LINE Payは上でも書いた通りワリカンや送金などの機能を持ち、コマーシャルなどでも頻繁に告知されています。
現在えはLINE Business Partners株式会社が法人や店舗など30万件もの接点がありサービスの向上に努めてきたため、アプリの機能性は高まるばかりです。
LINEの公式ブログでもさまざまな情報が発信されていることから、将来的にますます期待できるアプリと言っていいでしょう。
払い戻しが可能
たとえば、JRが発行しているスイカなどのプリペイド方式のサービスだと,払い戻しを行ってもらえません。
カードに現金をチャージしてしまえば、その後現金に戻すことは不可能です。
ですが、LINE Payなら現金に戻すことが可能で、LINE Payにチャージ済みの残高から銀行に振り込めば払戻が可能です。
ただ、手数料が216円かかることを知っておきましょう。
使用するとLINEで通知が来る
LINE Payで支払いを行うと、LINEウォレットからトーク画面にメッセージが届くことになっています。
支払いを行った店舗名と金額、決済後の残高などが表示されるため、自分が使った内容と合っているかどうかチェックできます。
また、自分が使っていないのに支払ったと通知が来た場合も安心なので、LINEウォレットからなんらかのメッセージが届いたらすぐにチェックするようにしましょう。
電気、ガス、水道、税金などが支払える
また、LINE Payなら電気やガス、水道、税金などの支払いが可能です。
毎月これらの公共料金の支払いに銀行やコンビニへ行くのは面倒ですが、LINE Payなら手間や時間が省けます。
その上、これらを支払うことでポイントを貯めることもできます。
キャッシュレス生活が送れる
現金を持ち歩くと小銭やお札の管理が面倒ですし、レジで計算したりお釣りをもらう手間がありますが、LINE Payならそういった面倒な手間が省けるのがメリットです。
LINE Pay以外にも、今後さまざまなスマホ決済アプリが利用されていくのは間違いなさそうですね。
ポイント還元がある
また、LINE Payで支払うことでポイント還元があるため、現金で支払うよりオトクです。
LINE Payカードなら最大2パーセントの還元率があるためオトクです。
他にも次のようなメリットがあります。
- 審査がなくスピード発行してもらえる
- LINEアプリから申し込めるので書類を用意しなくていい
- JCB加盟店全国3,000万ものお店で使用可能
- 一定額使用すればオートチャージされる
などがあります。
プリベイト方式なので未成年の方でも持てるため、LINE Payカードは高校生などにもおすすめのカードです。
なお、LINEPayカードが使えるお店は
- ケーズデンキ
- イトーヨーカドー
- セブンイレブン
- ブックファースト
- ココス
などがあります。
覚えておくと便利なのはJCBカードが使える店舗ならほとんどのお店で使えるということ。
もし、LINE Payカードを出してみて使えないと言われたらしょうがないですが、まず使えると思っておいていいでしょう。
LINE Payのデメリット
引き落としサービスに対応していない
上でも書いたとおり、LINEPayはプリペイド方式ですので月々引き落とされる支払いについては対応不可です。
つまり、ネットでのサービスに使うカードというより、日ごろのちょっとした買い物に使うためのカードと思っておくといいでしょう。
カメラとバーコードの同時表示が不可
一見、カメラとバーコードが同画面で配置されているため便利なように感じますが、実際は支払いの際に読み取りづらいことがあるようです。
将来的にカメラとバーコードのが入れ替わる、別ページで表示されるなどすれば便利かもしれませんね。
マイカードの表示はできない
LINE Payアプリを使う際、マイカードの表示はできません。
そのため、マイカードに対応しているお店で買い物をする場合多少手間がかかりますが、マイカードを表示させなければなりません。
使用している人がまだ少ない
LINE Payを使用する人が増えてきたとは言っても、まだまだ少ないのが実状です。
名前は聞いたことがあっても、実際は使っていないという人が結構います。
ただ、LINE自体を使っている人は非常に多いので、将来的に使用する人は増え続けていくことでしょう。
LINE Payのセキュリティ
電子マネーで最も気になるのがセキュリティではないでしょうか?
LINE Payのセキュリティは非常に優秀です。
キャッシュレス化を進めるに当たり、アプリ自体の安全性が問われますが、LINE Payも初期設定さえきちんと行えば、安心してお金が扱えます。
そのためにも、初期設定をきちんと行うことが大切です。
初期設定の方法としてはLINE Payで本人確認を行います。
これによって送金や口座から出金するのも安心です。
登録情報では住所、氏名、メールアドレス、電話番号など個人情報を入力し、パスワードを設定します。
銀行口座を登録すれば初期設定は終了です。
LINE Payで銀行口座などの情報を利用するため不安…という方もいらっしゃるでしょう。
ですが、すべて暗号化されるので送金先の情報や口座などの情報が漏れることはなく不正に利用される心配もありません。
運営しているLINE側も365日24時間監視しているため、不正行為があればすぐに通報されるシステムです。
10万円までの補償サービスがある
もし、LINE Payが不正利用された場合でも最大10万円までの補償サービスがあるため安心です。
補償が受けられるのは損害が発生して30日以内に申し立てた場合と決まっているため、なるべく早く申し立てるようにしましょう。
パスワード設定ができる
LINE Payは利用するたびパスワードを要求するよう設定できるので、スマホをなくしたり落としたりした時など、他人が勝手に使うことができません。
また、LINEを起動させる時にパスワードを入力するように設定しておいてもいいかもしれません。
LINEPayで買い物する流れ
さて、LINE Payのメリットやデメリットをご紹介したところで、実際にお買い物する際の流れについてご説明しましょう。
たとえば、ファミリーマートでお買い物したとしましょう。
商品をレジに持って行き支払う際にLINEアプリを起動します。
スタッフがポスで読み込めるよう準備をしておきます。
クーポンやポイントの利用も忘れずにしましょう。
検索画面をチェックすれば、このファミリーマートでクーポンを使えるかどうか表示されますのでタップしましょう。
スタッフにLINE Payで支払うと伝えると、ポスで読み込みをしてくれます。
読み込む際に音が鳴るようになっており、アニメーションが表示されます。
支払いを終了すれば画面上にレシートが表示されます。
財布を出さず現金をやりとりしなくても瞬時にお買い物をすることができました。
LINE Payを使用する際の注意点
では、実際にLINE Payを使うとなった時、注意するべき点ってどんなことがあるのでしょうか?
オートチャージのリスク
オートチャージの設定自体が自分に合っていない場合、際限なく使ってしまう可能性があるため、自分に合った利用方法をしましょう。
さらに、自分が使う場合はいいですが他人に勝手に使われてしまうと被害を被ることがあります。
オートチャージ機能を使っていてスマホを落とした、なくしたという場合はすぐに利用停止する必要があるでしょう。
上でも書いた通り、パスワード入力の要求を設定しておけば安心ですね。
海外の利用手数料が高い
国内では無料ですが、LINE Payを海外で使うとなると、手数料が4パーセントかかってきます。
日本にいる感覚で海外でLINE Payを使用すると想像以上に手数料がかかってしまうので注意が必要です。
メールや電話に対応していない
LINE Payを使っていて疑問点があった時、メールや電話に対応していないので注意が必要です。
聞きたいことや知りたいことがあったら、問題フォームから問い合わせるしかありません。
企業側から見たLINE Payの将来性
ここまでは個人から見たLINE Payのメリットやデメリットをご紹介しましたが、企業側から見るとどうなのでしょうか?
Webなどで商品を販売している企業にとって、どの決済サービスを導入するか非常に大切な問題です。
LINE Payのような日ごろ使う決済サービスを導入すれば、顧客の利便性が上がるため結果的に企業の売上も上がるでしょう。
また、決済情報やユーザー情報を転用できるソーシャルログインと組み合わせれば、利用者にとってさらに使いやすくなるのは間違いありません。
すでにLINEは多くの方の日常生活に入り込んでいる決済サービスで、使用している方の年代も幅広い上認知度も高まっていることから、今後ますます普及することは間違いなさそうです。
他の決済サービスにAmazon PayなどがあるもののLINE Payは一歩先行くサービスとなるでしょう。
まとめ
LINE Payの機能やメリット、デメリット、セキュリティなどについてみてきました。
今後ますますLINE Payを使う方が増えていくのは間違いなさそうです。
ぜひ、便利なLINE Pay使ってみてはいかがでしょうか?
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