仕事が終わった、さあ飲み会に行こう!と思ったら、お財布の中にお金がない…なんてこと、ありせんか?
時間もないしコンビニで2万円ほど引き出そうとすると、ATM手数料が216円もかかってしまいますが、しょうがなく引き出すしかありませんね。
ただ、よく考えてみてください。
自分の口座からお金をおろすのに毎回こんなに手数料を取られるなんておかしいと思いませんか?
現在、銀行の金利は非常に低くなっており、100万円預けたとしても年間の利息はたった10円程度です。
つまり、ATMで1回お金をおろすのにかかった手数料216円を利息で取り戻そうとすると、なんと20年もかかるということになりますね!
そんな、無駄なお金を払いたくないという方のために、銀行の手数料を無料にする方法をお教えしたいと思います。
ATM手数料は無駄
一般的にほとんどの銀行では平日の8:45~18:00までの間のATM手数料は無料となっており、それ以外の時間帯だと108~216円程度の手数料がかかってきます。
たとえば、 あなたが月に時間外でATMを2回利用するとすれば、
216×2=432円(月)
432×12=5,184円(一年)
となり、年間5,000円以上もATMを利用するために使っている計算となります。
そのため、ATM手数料を無料にする方法を知っておけば、無駄なお金を払わずに済み、その分お金を貯めることが可能です。
銀行の手数料を無料にするにはネット銀行がおすすめ
では、具体的に銀行の手数料を無料にするにはどうすればいいのかと言うと、ネット銀行に口座を開設することです。
ATM手数料だけを比べてみると、圧倒的にネット銀行に軍配が上がります。
実店舗を構えるメガバンクを利用すれば、平日の8:45~18:00の間のみ無料ですが、それ以外は有料です。
ほとんどの方が平日のこの時間帯は仕事や家事、育児、学校などがありお金をおろしに行くのは困難な状況です。
そうなると、時間外や休みの日にお金を下ろすことになるため、手数料はどんどん積み重なっていきますよね?
正直言って、メガバンクの手数料については不親切と言わざるを得ません。
ただ、ネット銀行はと言うとどうでしょうか?
条件はあるものの、手数料無料でお金をおろせたり振り込んだりすることができます。
無料の時間帯を選ばずに済むのは忙しい現代人にとって非常にありがたいですよね?
なお、ネット銀行の手数料無料の回数には条件があり、多くが月に3~5回程度となっていますが、そこまで頻繁にお金をおろさないなら一切ATM手数料を払わずに利用できそうですね。
しかも、手数料がかかったとしても、メガバンクと比べれば圧倒的に手数料を節約できますよ!
銀行の手数料を節約したいなら、ぜひネット銀行に口座開設をおすすめします!
では、具体的に手数料が無料になるネット銀行にはどういったところがあるのか挙げてみましょう。
- 楽天銀行
- 新生銀行
- 住信SBIネット銀行
- ソニー銀行
- ジャパンネット銀行
- イオン銀行
※手数料無料には回数などの制限・条件があります。
などがあります。
こう見てみるとかなりのネット銀行がありますね。
ここから、手数料が無料になるネット銀行や条件について書いていきます。
手数料が無料になるおすすめネット銀行
では、具体的に手数料が無料になるいくつかのネット銀行についてご紹介したいと思います。
住信SBIネット銀行
住信ネット銀行は毎月2回までATM手数料が無料で、ランクに応じて最大15回まで無料となるのがメリットです。
また、VISAデビットやスマートプログラムなどの評価が高く、ネット銀行業界では第1位の預金残高だそうですよ。
なお、住信SBI銀行ではファミリーマート、セブンイレブン、ローソン、ゆうちょ、イオン…などのATMに対応可能です。
なお、入金については何度でも無料で利用でき、引き出しについてはスマートプログラムの会員ランクによって回数が違ってきます。
たとえば、サービス開始時点はランク1となっており毎月2回まで無料、最上位のランク4になると毎月15回もATMが無料で利用できます。
では、どうやってこのランクが決まるのかと言うと、住信SBI銀行への預金残高、取引状況によって決まります。
少し工夫をすればすぐにランク2へアップできますので、毎月のATM無料利用回数が5回となり大幅に増えるのでチャンレンジするべきです!
もし、手数料無料回数を使いきってしまったら、1回ごとに108円かかってきますので要注意。
なお、住信SBIネット銀行はデビット機能つきキャッシュカードを年会費無料で発行しており、これを保有しているとクレジットカードのような感覚でカード支払いができるため現金を引き出す手間がいらなくなるので、ATM手数料の節約になります。
さらに、このカードを使うと利用金額に合わせて0.6%のキャッシュバックがあるので、現金払いよりオトクなんですね!
楽天銀行
次にネット銀行でかなりメジャーな楽天銀行のご紹介です。
楽天銀行は450万口座を有するネット銀行の代表格とも言える銀行で条件により毎月7回までATM手数料が無料です。
ただ、多少システムが複雑なので注意しましょう。
新生銀行
また、新生銀行に口座を開設すると、条件によってはATMが無料で利用できます。
新生銀行にはステップアッププレミアムというサービスがあります。
この新生ステップアッププレイアムには3つのランクがあり、新生スタンダード、新生ゴールド、新生プラチナとなっています。
この中で新生ゴールドと新生プラチナに関しては手数料が無料となるためおすすめです。
では、どうすれば新生ゴールドの条件を満たせるのかと言うと、100万円以上の預金残高があるかどうかです。
無駄な出費を減らしたり、節約したり、毎月コツコツと貯金すれば100万円の残高は比較的すぐに達成するはず。
ちなみに、円普通預金、2週間満期預金、パワー預金の月間平均残高の合計が100万円以上あればかまいません。
もし、すぐに使わないお金があるなら、円預金に入れておくより2週間預金に入れておくうほうがはるかに金利が高いです。
また、新生アプラスゴールドカードを使うというのも手ですね。
このカードは月1円以上の利用があればいいので便利です。
このカードで毎月1円以上の引き落としがあれば、新生ゴールドの条件を満たせます。
なお、年会費については初年度は無料ですが、翌年から5,400円が必要となるので、メインでない限りもったいないかもしれませんね。
新生銀行がメインバンクなら、ぜひこのクレジットカードに入会すると非常にオトクかと思います!
また、新生ゴールドになるための条件の1つとして新生銀行で月5,000円以上投資信託を積み立てる…というのがあります。
長期的な視点で資産運用を行う場合にこの方法は非常におすすめ。
毎月のお給料の中から5,000円を投資信託で積み立てるのはそう難しいことではないはずです。
預金残高が100万円以上というのはハードルが高いでしょうが、この方法なら比較的カンタンにチャレンジできるのではないでしょうか?
ただ、投資信託は元本保証されているものではないので、その点についてもしっかりと理解した上で始めるようにしましょう。
楽天銀行
楽天銀行では利用するATMにより手数料が多少違っており、基本的に1回目から200円または250円に税金がかかってきます。
しかも、入金、出金ともに手数料がかかります。
なお、手数料無料の回数は預金残高やハッピープログラムのランクにより変わっていますが、最大7回となっています。
7回無料となるための条件はやや難しく、楽天銀行の預金残高が300万円または毎月の取引が30回以上でないといけません。
さらに、ATM手数料を1回無料にするためには10万円以上の預金残高か取引回数が5回以上必要となるため、条件はやや厳しめですね。
利用できるコンビニATMはローソン、セブンイレブンとなっており、銀行のATMだと三菱UHJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行などとなっています。
ただ、ネット銀行でイオン銀行のATMに対応しているところは少ないので、対応しているという点ではかなり評価できますね。
他に、駅ナカのATMも利用できるので通勤に電車を利用している方は便利かもしれませんね!
セブン銀行
次にご紹介するのはセブン銀行です。
セブン銀行は全国のセブンイレブンのATMが利用できるのはもちろんのこと、デビットカードサービスで支払い可能だったり、利用サービスに応じてnanacoポイントが貯まっていくのがメリットです。
ATMを利用する場合7:00~19:00までなら何度でも無料で、それ以外の時間帯だと108円かかってきます。
なお、入金については日時に関わらずいつでも無料です!
セブン銀行のおすすめポイントは全国のセブンイレブンで利用できるため全国どこにいても使えるという点です。
また、給与受け取りや振り込みなどで電子マネーnanacoポイントが貯まります。
定期的にキャンペーンが開催されており、預金するだけでnanacoポイントがゲットできたりと非常にオトクです!
メガバンクを手数料無料で利用するには
ほとんどの方がネット銀行ではなくメガバンクをメインバンクにされているかと思いますが、どうすれば手数料無料で利用できるのでしょうか?
具体的に銀行名を挙げてご紹介したいと思います。
三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行でATMを利用する場合、平日、休日に関わらず
8:45~21:00まで無料で利用できます。
同銀行のキャッシュカードなら中京銀行・大正銀行・十六銀行・愛知銀行・名古屋銀行・百五銀行・イオン銀行・JAバンクで、平日8:45~18:00まで手数料無料でATMが利用可能です。
ただ、これ以外の時間帯だと手数料がかかってくるので要注意です。
さらに、スーパー普通預金を利用すると取引内容によりATM利用手数料の優遇が受けられます。
また、三菱UFJダイレクトの契約を行い預金残高が10万円またはインターネット手帳の利用で何度でも手数料が無料というサービスがあります。
ほかにも、月10万円以上の給与受け取りまたは預金残高30万円以上ならローソンやセブン銀行、イーネットなどのATM利用手数料が3回まで無料のサービスもあります。
みずほ銀行
みずほ銀行はみずほマイレージクラブに加入するとオトクなサービスが利用できます。
たとえば、月末の預金残高が10万円を超える、またはみずほマイレージクラブの毎月の利用でイオン銀行、みずほ銀行の時間外手数料が無料となります。
さらに、ローソンやセブン銀行などのコンビニATMも月4回まで無料となるオトクなサービスが利用できます。
特典を受ける条件としてはたとえば、2月に条件を満たしていると、特典を受けられるのは翌々月の4月1日~30日の間…という具合です。
もし、条件を満たしていないと翌々月に特典が利用できないので、預金残高およびマイレージクラブの利用回数のチェックはこまめに行なっておきましょう!
三井住友銀行
三井住友銀行は同銀行のATMやJR東日本のATMであれば、平日8:45~18:00の間無料で利用できます。
他にもみなと銀行、関西アーバン銀行などなら平日8:45~18:00まで無料となっており、名古屋銀行、三重銀行のATMだと平日8:00~18:00までが無料となっています。
取引時点での預金残高が10万円以上だと同銀行のATMの時間外手数料が平日無料のサービスが受けられます。
また、三井住友銀行ではSMBCポイントパックというサービスが用意されており、預金残高30万円以上、給与振込などの6つの条件のどれかを満たしていれば、翌々月の手数料が無料になるオトクなサービスが受けられます。
手数料無料のネット銀行を選ぶには
結論を言うと、銀行の手数料を無料にするにはネット銀行を選ぶのがおすすめです。
では、どうやって選べばいいのかポイントをお教えしましょう。
結論を言うと、ATMの台数が多いかどうか、提携コンビニが多いかどうかかと思います。
一言でATMが無料で利用できるとは言っても、自分の生活範囲内にATMがないと利用しづらいです。
もっとも設置台数が多いのがコンビニとゆうちょ銀行のATMではないでしょうか?
全国どこへ行っても今やコンビニのないところはありません。
また、ゆうちょ銀行は全国どこでも公平にサービスを利用できるので、全国全ての都道府県でゆうちょ銀行は存在します。
つまり、コンビニとゆうちょが利用できるかどうかがATM手数料を抑える最大のポイントと言っていいでしょう。
まとめ
銀行の手数料を無料にするにはどうすればいいか、詳しく解説しました。
結論を言うと、ネット銀行をうまく使いこなせば銀行の手数料をかなり節約できます。
ただ、ネット銀行と一言で言ってもさまざまなものがあり、じっくりと検討して選ぶ必要がありそうです。
自分のライフスタイルや行動範囲などを考慮した上で、うまく手数料を無料にできる銀行口座を選んでくださいね!
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