みなさんはタイムバンクって何かご存知でしょうか?
タイムバンクとは10秒単位で人の時間をリアルタイムに売買できるシステムのことで、時間を買いたい人と売りたい人の橋渡しをする時間の取引所のことです。
ここではそんなタイムバンクのメリットやデメリットなどについて詳しくお教えしたいと思います!
目次
タイムバンクとは
そもそもタイムバンクとは株式会社メタップスが2017年9月にリリースしたサービスのことで、スマホアプリでのみ利用可能です。
当初iOSのみのアプリだったのが、その後12月にAndroidアプリでもリリースされたため、ユーザー数が急激に増えました。
ただ、タイムバンクではセールが始まったことで急激にユーザー数が増えたものの、逆に「怪しいのでは?」という声が増えたのも事実です。
もちろん、スマホアプリで99パーセント割引などのセールを開催していれば怪しいと思うのが当然で、怪しいと思わない方が今のネット社会ではリスクが高いかもしれません。
タイムバンクは空き時間を利用してさまざまなサービスが受けられる、時間を売る側は有効的に空いた時間を活用できます。
買う側はアプリ内で受けたいサービスを探し、料金を前もって支払います。
タイムバンクのシステム
また、タイムバンクではユーザーに対し、ブロックチェーンでのトークンを利用した報酬制度を開始しました。
ただ、トークンの発行枚数には限りがあり、時間単位でのユーザーの時間購入額に応じ報酬として一定のトークンの配布が行われます。
このシステムは何を利用しているかと言うと、イーサリアムという仮想通貨のスマートコントラクトだそうで、処理速度が要求される領域についてはオフチェーンとなっており、透明性が要求される部分についてはオンチェーンで処理されるとなっています。
そのため、スピーディで柔軟性の高いサービスを拡大を図っています。
また、トークンを保有している人は取引手数料や入出金手数料を割り引いたり、公募抽選によって優先的に割当を受け入れられるような優遇制度なども将来的に見込まれています。
タイムバンクで受けられるサービス
では、タイムバンクで受けられるサービスにはどういうものがあるのでしょうか?
そもそも、タイムバンクには2つのユーザーがあり、自分の時間を発行し売りお金を稼ぐ側で、たとえば、クリエイターや経営者、専門家、タレント、ユーチューバー、アイドル、インフルエンサー、芸能人…などが発行側として存在します。
内容としては個人的なサポーター、ファンサービス…などの意味合いが強いです。
他にも、英会話レッスン、コンサルティング、ビジネスの相談、講演会の依頼、イラストデザイン、ライティング、家事代行…など、さまざまなサービスが受けられます。
売る側と買う側の違い
いっぽうで、タイムバンクで発行者になるにはオンライン上でスコア判断により影響力を診断し基準を満たしているかどうか、投票所に登録した上で一定の得票数を満たしていなければなりません。
ただ、タイムバンクのユーザーのほとんどは買う側だと言っていいでしょう。
ちなみに、時間を買う側は特に条件はなく、誰でも基本的に人の時間を買ったり、売ったりすることが可能です。
つまり、時間を買う側はただ人の時間を買って使うだけではなく、リアルタイムで変動する価格で第三者に買った時間を売れるので、株式投資のように投機目的で利用しているユーザーも多いです。
さらに、売買を目的とせず利用するユーザーもいます。
それはタイムオーナーとして長期的に時間を保有することにより、その人のサポーター的な役割を担い発行する人をサポートすることです。
タイムバンクがおすすめの理由
では、タイムバンクをおすすめする理由にはどんな事があるのでしょうか?
まず、タイムバンクは商品を安く買えるというメリットがあります。
現在のタイムバンクの状況はタイムセールと割引クーポンを使いユーサー獲得を狙っています。
ただ、ほとんどのユーザーはこのタイムセールの割引部分を誰が負担しているのか不明瞭なので怪しいと思うのでしょう。
現段階ではタイムバンクは収益度外視で投資段階なので、安売りができるのではないでしょうか?
タイムバンクは現在ユーザー数を増やすためにタイムセールを行っているというわけですね。
タイムバンクでできること
買う側
タイムバンクを利用する際、ほとんどの方は買う側になるかと思いますが、買う側にできることは時間を発行している人の中から自分の好みの人から10秒単位で市場価格で時間を買えるというのがあります。
ちなみに、時間を買う目的はさまざまで、次のようなものがあります。
時間を買ったらその人のリワード内容により買った時間が使えます。
このリワードとは何かと言うと、自分の時間を買ってくれたら~ができますよといういわば特典のようなもの。
リワードに関する規定や内容は時間を売る側が好きに決められますし、詳細に設定できるので、人によって内容はかなり差があります。
売る側
いっぽうで、タイムバンクで時間を売る側ができることは自分の時間を売るというのがあります。
ただ、誰でも時間を売れるというわけではなく、時間を売るためにはタイムバンクで発行者申請を行い、審査に合格しなければなりません。
もし、あなたが自分の時間を売りたいと思いタイムバンクに登録したとしましょう。
すると、影響力偏差値なるものが算出されるのですが、これは自分のInstagramやFacebook、Twitter、You Tubeなどでどのくらい人とやりとしていているかフォロワー数やリツイート数などを見た上で判断するようです。
タイムバンクの登録方法
では、タイムバンクに登録するにはどうすればいいのか、手順についてお教えしましょう。
1.タイムバンクのアプリをインストール、起動する
2.次へを押していき、「はじめる」を押す
3.「マイページ」を押し、「登録」を押す。
4.メールアドレス、電話番号またはSNSに連携する。
5.SMS認証を行い、番号を入力すれば完了
たったこれだけでタイムバンクに登録できるなんて簡単だと思いませんか?
ちなみに、実際に登録しなくてもアプリで確認できるので、登録前に一度見てみるといいでしょう。
なお、招待コードを入力する場合は新規登録した後でも可能なので、ぜひ行いましょう。
招待コードを入力すれば300円分のポイントがゲットでき、お買い物の際も10パーセント還元が受けられますよ!
タイムバンクの出金方法
次に、タイムバンクの出金方法についてですが、銀行振込となっているため銀行口座を開設しておく必要があります。
全国の銀行や信用金庫、信用組合、労働金庫などどんな金融機関でも対応可能なので、自分の使いやすい金融機関の口座を開設するだけです。
入金同様、出金の際も手数料がかかってきます。
ただ、出金する際、ある程度の期間がかかるため要注意です。
出金は毎月15日と末が申請の締め日となっており、締め日から2週間後に出金されます。
たとえば、5月1~15日に出金を申請した場合だと、5月末に出金されますし、5月16~31日に出金申請したとすれば、6月15日に出金となります。
出金申請から出金されるまでに時間がかかるので、この点については改善の余地がありそうです。
タイムバンクのメリット
さまざまなトレンドをうまく取り入れている
タイムバンクの最大のメリットは最近のトレンドをうまく取り入れている点です。
たとえば、個人が出資してサポートするクラウドファンディングや、余った時間を売ったり買ったりするシェアリングエコノミーや、オンライで仕事を発注したり受注できるクラウドソーシング、個人が気軽に投資できるソーシャルレンディング…など、最近のトレンドをうまく取り入れています。
この中でクラウドファンディングについてですが、出資希望金額を達成しプロジェクトが行われた際、さまざまな特典が用意されていますが、今のところまだ認知度が低いようですね。
タイムバンクは誰かの時間を書い、決まった範囲で好きなように利用したり、他の人に買った時間を売ったりっりできたりと、クラウドファンディングより高いインセンティブが期待できます。
お金に対する感覚が薄れる
タイムバンクはインフルエンサーや専門家が属する組織との提携を積極的に進めており、たとえばその1つにメタップスとエイベックスで立ち上げたmeeがあります。
アーティストのプロデュースを得意とするエイベックスと最新のマーケティング知識を持つメタップスが協力しタイムバンクで収益を上げつつあります。
タレントやアーティストの時間はそれ自体に価値があり、その上デジタル化が進む現状でお金の存在は目に見えないものとなっています。
そのため、タイムバンクを利用する人は少しずつお金の存在を意識せず消費活動を行えるようになっていることこそが、タイムバンクの最大のメリットと言えるのではないでしょうか?
現実の世界からバーチャルの世界へと進出できる
また、東南アジアで人気の高いインスタグラマーが所属するタビピクとの提携も行っており、このタビピクに属するインフルエンサーの全てのフォロワーを合計すると、なんと8.4億人にもなるというから驚きです。
また、タイムバンクではすでに一歩先ゆくサービスが実施されており、たとえば、声優がキャラクターのビジュアルを使い表現することで人気の出たVTuberの時間についてもタイムバンクで取り扱いが始まっています。
バーチャルでの消費活動が活発になればなるほど、タイムバンクの事業展開が有利に進んでいくことは自然なことだと考えます。
個人が主役になれる
現在、ほとんどの人は会社などに属し収入を得ており、個人単位で稼いでいる人がいるものの、そこまで多くはありません。
ですが、タイムバンクを利用すれば自分の好きなことや得意なことを活かし、何に属することもなくお金を稼ぐことができます。
たとえば、今流行りのyoutuberはその典型で自分自身が主役となりお金を稼いでいます。
将来的に1人1人の個人が主役になれる経済が発展すれば、今のように1つのところから収入を得ている人や企業に属している会社員などの方が少数派になる可能性もあります。
オトクなセールがある
タイムバンクにはオトクなセールがあり、利用しない手はありません。
利用方法としては通知をオンにし、セール時間が始まったら通知されるのを待つのではなく、タイムバンクのトップ画面をひたすらリロードします。
その理由はセールが始まり通知がくるまでに少しタイムラグがあるからで、本気で安く手に入れるためにはひたすらリロードすることが重要です。
ただ、現在セールで勝つのは難しくなってきているのが現状です。
タイムバンクのユーザー数が増えてきており、セールで勝つのはなかなか難しいです。
重要なのはいかに情報収集を行うか、と執念深くリロードすること…につきます。
これを徹底的に行えば、セールでオトクに商品を購入できると言われています。
タイムバンクのデメリット
では、タイムバンクのデメリットってどういうものがあるのでしょうか?
需要と供給のバランスが悪い
タイムバンクの最大のデメリットは需要と供給のバランスが悪いということです。
以前はちょうどいいバランスだったので売買も活発だったのが、最近では誰でも専門家になれる状況になってしまったことから数が増えすぎてしまい、需要に対し供給が多すぎる状態です。
買う人が少ないので、時間を持っている人は不安になってしまい売りに出すためどんどん価値が下がってしまっています。
つまり、タイムバンクで稼ぐのが難しい状態となっています。
ただ、逆に言うと有効に利用できるようになったとも言え、さまざまなサービスがオトクに利用できるようになりました。
ある方の時間価値は最高1秒当たり1,000円の価値があったのが、現在は10分の1の99円にまで値下がりしてしまいました。
つまり、最高金額に比べたった1割の金額で同じサービスが受けられるようになったということは逆に言うとメリットかもしれませんね!
まとめ
タイムバンクの登録方法やメリット、デメリットなどをまとめてみました。
タイムバンクは自分の時間を売ったり、人の時間と買ったりでき、投機目的で利用している人もいれば、オトクに商品を購入できたりする便利なシステムです。
まだタイムバンクを利用したことがない方はぜひこの機会に登録してみてくださいね!
コメントを残す